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決勝

Category : 
SuperGT
2005-8-24 0:00
一夜明け、決勝当日。前日の悪夢は頭の中から拭い去り、あらためて決勝に向けて気持ちを切り替えて迎えました。初日にマシンのポテンシャルの高さは証明できたし、速さは確信できていました。SUGOは一般的に抜きどころがないコースと言われています。その中でハイペースをキープしてどこまで順位をあげることができるのか、その可能性をチーム一丸となって探りました。

決勝スタート。イン側からのスタートだったため、ウォールと他車に行き場を阻まれ、ポジションダウンを余儀なくされてしまいました。毎年大波乱のレースとなるSUGOで、下位からのスタートである上に、スタートで無理をしてレースをふいにすることのないように、慎重に無理せずスタートし、まずはその位置から徐々に追い上げていくことを考え、走りに集中しました。考えていた通り、18号車は唯一17秒台のハイペースでの周回を重ね、後はポジションをあげるチャンスをうかがうばかりという時、GT300クラスの一台がコースサイドに激しくクラッシュし、大炎上。幸いドライバーは無事だったようですが、大変な大事故となり、赤旗中断となってしまいました。これにより、レースは急遽2パート制になり、改めてフォーメーションラップからの仕切り直しとなりました。

長いインターバルを経て、レース再開。赤旗中にマシンのセッティングを少しいじることができ、これにより、18号車のフィーリングはさらに良い方向に変化しました。しかしこのリスタートでも、僕は密集した集団の中に入ってしまい、そこから抜け出すことができず攻め倦んでいたため、チームが早めのピットストップを決断しました。このときトップは100号車レイブリックNSX。開幕から課題を抱えていたドライバー交代に望みをかけ、100号車の前に出るべくピットイン。ここで18号車のメカは、最高の仕事をしてくれました。タイヤを左前後2本のみの交換にし、ロスタイムを縮めることに成功。コースインしたときには、この日優勝した37号車ダイナシティースープラの前に出ていました。後は、僕達の直後にピットインした100号車がコースインしてきたときにどの位置になるのか、チームメイトの小暮選手に全てを託し、動向を見守っていました。

ピット作業を終えた100号車がコースに復帰してきた時、完全に我が18号車の射程圏内にいました。100号車はアウトラップ、18号車は3周目。まず無理をしなくても、1コーナーで確実に100号車をオーバーテイクできる状況でした。しかしその手前、最終コーナーでまた悲劇が起こりました。タイヤがなかなか温まらず、ペースの上がらない100号車をみかねて、小暮選手がオーバーテイクをしかけたとき、18号車の左後方に100号車が接触。2台ともスピンしコースアウト。18号車はコース復帰できたもののリアを大破していたので、そこでマシンをピットにしまい、あえなくリタイアとなってしまいました。

今回のレース、同じHondaのNSX同士の接触という、あってはならないアクシデントが起きてしまい、また最終的にどのNSXも勝てるチャンスがあったのに優勝することができませんでした。しかし、初日からNSXは全車速さを見せつけることができたと思います。あとはこの悪い流れを払拭し、勝つことのみです。GTは速さだけではなく、長く過酷なレースをいかに走りきるかがとても重要だと考えています。速さを備えた今、あとはきちんと走りきれば、必然的に表彰台の一番高いところに登れるはずです。

次回第5戦は茂木ラウンドです。ちょうどシリーズの折り返しのレースともなりますし、ここできちんと優勝を手にし、着実に最終戦まで戦い続けなければと思っています。長く苦しい時をともに過ごしてきた、Honda、チーム、スポンサーのみなさん、そして多くのファンのためにも、早く結果を残したいと切実に思っています。

次戦まで、きちんと心身共々きちんと準備をし、万全の状態でレースに挑めるべく、今日からまた準備に入ります。

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